青木さやかさん「母」の感想続き。
「母嫌い」にありがちな6つのこと
について詳しく説明していきます。
- 青木さやかさん「母」の感想の続き
- 母嫌いにありがちな6つのこと
- 母と子で共依存の関係に陥りがち
- 「世間」「一般常識」の圧に弱い・普通が好き
- 母と良い親娘関係でない事を悩み自己否定に向かいがち
- お母さんと和解したいので頑張りがち
- お母さんが世界の中心になって振り回されがち
前の記事はこちらからどうぞ↓
青木さやか「母」感想続き:母嫌いにありがちな6つのこと
青木さやかさんの本「母」からの考察と
私個人の経験を元に
「母」嫌いにありがちなことを
詳しく解説していきます。
本はこちら↓
①「母」は子に依存し、子は「母」に依存しがち
これは大抵の親がそうで
青木さやかさんの親が特別ではないのですが
親自身が幸せではない場合
親は子どもを通じ
もっと自分が良くなるよう
子どもを利用(コントロール)します。
親としての役割に自分を同一化している母親や父親は、子どもを通じて自分がもっと完璧になろうとする。他者を操ることを通じて自分が感じ続けている欠落を埋めたいというエゴの欲求が子どもに向かう。
ニュー・アースからの引用
さやかさんが品行方正で
成績優秀だとお母さんがほめられますね。
お母さんがほめられると
自分が「良い母」になれるような気がします。
子どもは親を深く愛しているので
親の期待に必死で応えようとします。
相手を自分の都合で利用するのは愛ではありません。
しかし子どもは
それが「愛」か「コントロール」か分かりません。
愛情を注いでくれるはずの人から受けたものがコントロールだった人は、それを愛情だと思い込む。そして依存、操り、あれこれと要求されることを愛情だと勘違いしてしまう。どれも愛ではない。愛とは、人にその人らしくあってほしいと願うことだ。
共依存 心のレッスンからの引用
親の意(期待)に沿えば良いのですが
そうでなければ否定される。
親は子どもを利用し(依存し、投影し)
>>投影とは?その意味を「ジャイアン・お母さん」を使ってわかりやすく解説
子どもは親に愛されてたい。
子どもが親に愛されたいのは当然のこと。
お互いに依存するので「共依存」の関係に陥りがち。
こうなってしまうのはお互いの不足感から。
YouTuberのゆたぼんは親に
コントロール・利用されまくってます。
>>ひろゆき氏VSゆたぼん父「ゆたぼんの不登校問題」について勝手に考察
②共依存でバウンダリーの概念を知らない人が多い
これはもっと日本に広まって欲しいのですが
「バウンダリー」の概念を知らない人が多い。
私もずっと知りませんでした。
母の機嫌が悪いと
「私、何か悪いことをしたかな?」となりがち。
「母の問題」と「自分の問題」の境界線がなく
常に母の機嫌を取り
母の気分に振り回されまくっていました。
そして「バウンダリー」を知らないので
大人になっても
コントロールしようとする人や
不機嫌な人に振り回され
生きづらさを感じがち。
バウンダリー(境界線)を知りコツをつかむと
かなり人間関係がラクになります。
大抵のお母さんも知らないので
子どもをバウンダリーを超えてコントロールしがち。
③「世間」「一般常識」の圧に弱い・フツーが好き
「世間」や「一般常識」では
親は子に対し無償の愛があるだの
「親子の仲が良い」のは良い事だと広く流布されています。
実際、青木さやかさんも
動物愛護活動仲間の武司さんから
下記のようなアドバイスをされます。
「世の中には、道理があるんだ。親孝行すれば、自分がラクになれるよ」
(中略)
「仲がいいって、いいもんだよ」
(中略)
「どんな親でも、親は親なんだ」
母からの引用
「母」嫌いな人は、このような事を
「周りの人」「世間」から耳にタコが出来るほど
何度も何度も言われます。
それが「社会常識」「正義」として。
出来れば本人もそうなりたいと思っています。
④母と仲が良くない事に罪悪感を持ち自己否定しがち
「母」が嫌いな人はそんな「社会常識」や「正義」を
百も承知。
でもどうしても「母」が好きになれない。
「母」の要求に達するほどの「良い子」になれない。
その結果どうなるか?
「罪悪感」を感じます。
自分は「社会常識から外れた悪い子」と。
「ごめんなさい、わたしは、いままで、いい子じゃなくて」
母からの引用
罪悪感を感じ
そして自己否定に向かいます。
「死ね死ね死ね死ね」の後に、「自分」と書いた。
母からの引用
そのループ。
私自身、ずっと罪悪感を抱え
生きてきました。
⑤お母さんが嫌いだけど和解したい・確執を解きたい
それが続くとしんどいので
お母さんとの和解を目指します。
出来れば「仲良し母娘」になりたいと。
お母さんを大好きになりたいと。
何度も、母との確執をわたしなりに解こうとしてきた。
しかし、それは難しい挑戦だった。ある日は表面的に優しくできても、翌日には無理だった。旅行をプレゼントして親孝行した気になり、娘を預けて孫との時間を与えてあげた気になっていた。
しかし、どれもこれも、わたし自身の心の奥に澱んでいる母への憎悪をなくしてくれるものではなかった。
母からの引用
でも失敗する事が多い。
なぜ失敗するのか?
お母さんはあなたの
「理想のお母さん像」にはハマってくれません。
お母さんは「別人格」で「他人」です。
期待する返しをしてくれると限りません。
「他人」をコントロールする事は出来ません。
私もめちゃくちゃ頑張りました。
残念ながら望むような結果は得られませんでした。
青木さやかさんは最終的に良い形でお別れ出来たと
ご満足されてらっしゃるご様子。
それは素晴らしいですね。
⑥お母さんから認められ・愛されたい
子どもは親を深く愛しているから
親に認めて欲しい(愛されたい)ですよね。
自分さえ頑張ればなんとかなるんじゃないか?
と期待を持ち続ける人は少なくありません。
私自身も
- どうすれば母はもっと私に優しくしてくれるのか?
- どうすれば母はもっと幸せになれるのか?
と考え、あれこれ手を尽くしました。
自分さえ努力すれば、親はもっと良い親になってくれるはず、という切なる思いもあるのだと思います。「どうすれば親がもっと優しくなってくれるか」「どうすれば親がもっと幸せそうにしてくれるか」を中心に生きてきた子どもは、「毒親」の周りにはとても多いのです。そのような構造から自分を解放して、自分のために生きていくこと。それが、「ゆるし」の本質なのだと思います。「毒親」が自分に刷り込んだ自分のイメージから解放されていることも含めて。
「毒親」の正体からの引用
でもその無限ループから抜けられました。
仲良し親子をあきらめて。
まとめ:「母」を愛してるので「母」が世界の中心になりがち
その無限ループから抜けられました。
抜けるのに40年掛かりました。😭
人に自分をわかってもらおう、証明しようという生き方は、自分を信頼し、尊び、たたえていないからそうなるのです。自分を完全に信頼し、尊び、たたえる生き方をしている人は人に自分をわかってもらおう、証明しようとはしないのです
— ウィリアム・レーネン (@williamrainen) November 5, 2022
人に自分をわかってもらおう、証明しようという生き方は、自分を信頼し、尊び、たたえていないからそうなるのです。自分を完全に信頼し、尊び、たたえる生き方をしている人は人に自分をわかってもらおう、証明しようとはしないのです
これを全然分かってませんでした。
たとえ親であっても認めてもらう必要はないのです。
子どもは親(特に母親)を深く愛してるため
親に認めてもらう事に躍起になりがち。
この世の物語に翻弄される人は、母の精神状態に振り回される共依存の子と同じです。
こっから抜ける必要があります。
私を含めプチ毒親育ちは自分の外側に
「正解」を求めがちですが
残念ながら望む結果は来ない事が多く
絶望しがち。
- 青木さやかさん「母」の感想の続き
- 母嫌いにありがちな6つのこと
- 母と子で共依存の関係に陥りがち
- 「世間」「一般常識」の圧に弱い・普通が好き
- 母と良い親娘関係でない事を悩み自己否定に向かいがち
- お母さんと和解したいので頑張りがち
- お母さんが世界の中心になって振り回されがち
親の世界(マトリックス)から抜ける事についての
別の記事で詳しく説明します。
おしまい。
引用した本はこちら↓
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