「お母さんの本当の愛」ってなんだと思いますか?
「子どもを愛して」
「お母さんは子どもに無償の愛がある」
などと言いますが
愛することの意味が分からなければお門違いなんてことも。
世の中には、下記のような考えが一般常識として流布してます。
- 母親は子どもへの無償の愛がある
- お母さんはお腹を痛めて子どもを産んでいるから愛していないわけがない
- 愛情を持って育ててくれたお母さんには親孝行をしなければならない
なのに
お母さんからの愛情が感じられなかったり
自己肯定感が低かったり
お母さんといるとしんどい人が多いのはなぜでしょう?
それは
お母さんもあなたも「愛する」ことの意味を知らないから。
シンプルですね。
- 衣食住の提供は愛ではない・家族として当然の権利
- 親に感謝しているという人は親が嫌い
- 本当の愛はコントロールせず、ありのままの状態を受け入れること
- ヤマザキマリさんのお母さんの子育ての例
- お母さんは愛を知らなかった
詳しく説明していきます。
お母さんの本当の愛について考える

私は現在2児の母。
子どもを産むのが正直、怖かった。
>>ママになる自信がない・子どもを産むか迷っている人へ伝えたいこと。
子供の頃「生まれてこなければ良かった」と何度も思ったし
自分が子どもに「生まれてこなければ良かった」と味あわせる立場にまわるのかと。
どうすれば子どもは幸せを感じ、自己肯定感を高められるのか?
本を読んだりしてずっと答えを探してきました。
衣食住の提供は愛ではない
私も両親に「衣食住」を提供してもらいました。
- 衣食住の提供をしてもらった
- 大学まで通わせてもらった
だから、親には感謝し尊敬して親孝行しなければと思ってました。
でも親になったら子どもは家族の一員でした。
自分が親になってそれらを提供するのは、子どもにとって当然の権利だと感じます。
私は母に
- 子どもは役に立たない足手まといの存在で大人の方が偉い
- 大人になったら育ててもらったその恩を親に返すのが当然
- 子どもは親に感謝して親孝行をしないといけない
- 親の老後の面倒を一生見るのが子供の義務
と言う考えを植え付けられました。
これらは単に親の立場からの都合の良い価値観。
子供の頃、私は
「親の世話をするために自分は生まれてきたの?
頼んでないのに。
生まれてこなければ良かった」
と何度も思いました。
子供に罪悪感・義務感を植え付け、子どもを利用・コントロールしようとするのは毒親認定
親に感謝とかしてる人は、マジで親のこと嫌いよな(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)笑。
親のこと嫌いな人で、それを認めたくない人って、みんな口を揃えて「感謝はしてるんです」とか言う。
笑。
ナリ心理学オフィシャルブログからの引用
図星すぎて笑いました。
なのでタイトル通り、
- 衣食住の提供は愛ではなかった・家族として当然の権利
- 育ててもらったから感謝しなきゃと思ってる人は親がキライ
あなた自身が本当は愛ではないと気がついてますよね?
どんな自分でも受け入れてくれるのが愛
母にとって都合の良い私は受け入れてもらえました。
だから
立派で役に立つ、気が利く娘になろうと頑張りました。
でも子どもですし私は完璧な人間ではありません。
失敗もしますし、間違うこともあります。
そうすると親には否定されました。
泣かれたり、私がいかにダメな人間であるか説明されました。
自分でもしくじった・ダメだと思っているところに
お母さんからダメ出しをされる。
傷口に塩をぬり込まれる気分で最悪でした。
ダメな自分・どんな自分も受け入れてくれるのが親の愛
大人になり、この結論に至りました。
子どもをコントロールするのは愛ではない
ほとんどの親がそうだと思うのですが
自分に自信がなかったり
不安だったりすると
子どもに「投影」をします。
>>投影とは?その意味を「ジャイアン・お母さん」を使ってわかりやすく解説
投影をカンタンに言うと
「自分の心の内」を「外側の世界」に見るのです。
そしてその不安を補うために
子どもをコントロールしようとします。
愛情を注いでくれるはずの人から受けたものがコントロールだった人は、それを愛情だと思い込む。そして依存、操り、あれこれと要求されることを愛情だと勘違いしてしまう。どれも愛ではない。愛とは、人にその人らしくあってほしいと願うことだ。
共依存症 心のレッスンからの引用
子どもを通じて自己実現をしようとしたり
「子供の評価」=「自分の評価」と感じてしまう人も中にはいます。
大抵の親は子どもに「投影」をしています。
この「投影」の世界から抜け出ることが幸せへの第一歩。
お母さんの不幸せな「投影」につきあっているヒマはありません。
本当の愛:「ヴィオラ母さん」の例
漫画家・文筆家のヤマザキマリさんは勝手に宇宙由来の人だと思ってます。
大ファンです。
辛いことがあっても「宇宙船に乗ってるつもり」で俯瞰してみると仰っていて面白いなと思いました。
何事もスケールが大きく
視点が面白い。
そして何より楽しそう。
ヤマザキマリさんのお母さんも地球・日本の価値観からすると破天荒で面白い。
下記は「ヴィオラ母さん」からの引用。
彼女は最初から子育てに対する心構えも意気込みも方針も持っていなかった。
リョウコはこの世に生まれて来た子供の命をただ愛おしみ、慈しみ、敬い続けた。本当にそれだけである。
親子での意見のすれ違いがあっても、無理やり自分の言うことを聞けという姿勢は見せないし、娘たちを自分の見方につけようと思ったこともない。
「ママがおばあさんになっても、面倒なんてみなくていいからね」と、まだ私たちが小さい時から言い放っていたが、言葉の節に強がりすらかんじさせない潔さがあって、本当にこの人は子どもを頼りにしていないんだなあ、と淋しく感じたこともあった。
でもそのお陰で、私はリョウコという人を俯瞰で見ながら、母親として、そして何より自分という人間を生きる1人の人として、彼女の欠点もすべて含めた上で、偽りのない敬意を持つことができたと思っている。
リョウコは、母親であるということや家族の繋がり、子育てのあり方にビジョンを持たない。だから、失望もなければ、落胆もなかった。
思い通りにならないことや、相手から理解してもらえないことへの憤りもない。
これが「本当の愛」ではないでしょうか?
- 子供に過度に期待しない
- 子供をコントロールしない
- 子供をただ愛おしみ、慈しみ、敬い続ける
ヤマザキマリさんは、
お母さんを最初から「1人の人間」として敬意を持ってみています。
お母さんも最初からマリさんを「1人の人間」として扱っています。
「お母さんに感謝しなきゃ」とか
「お母さんしんどい」とか思ってないの分かりますよね?
まとめ:お母さんには愛するスキルがなかった

もしあなたのお母さんが愛を知らなかったとしても
お母さんは悪意を持っていたわけではないのです。
単に「愛するスキル」がなかっただけ。
お母さんが子どもを幸せにするためには、
お母さん自身が幸せであることが前提となります。
あなたのお母さんは幸せでしたか?
もしそうでないなら
今までのようにお母さんの近くにいて
お母さんの言うことを聞いていては
そこから抜け出すことは出来ません。
まずはあなたが「お母さんの価値観」を捨てて
自分でどうあれば
どうすれば幸せになれるのか?
自分のために考えて行動を起こして下さい。
一番に自分を幸せにしてあげて下さい。
幸せになったあなたを見てお母さんは良い刺激を受けます。
あなたが幸せになることは家族にも、地球にもとってもプラス。
まずはそのカギとなる「お母さんの価値観」を捨ててみて下さいね。
お母さん問題に悩む人は基本「バウンダリー」があやふや。
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