「承認欲求って何?」
「承認欲求をなくしたい」
そんな疑問にお答えする記事です。
「承認欲求」を完全に無くすことはムリですが
減らすことは確実に出来ます。
- 承認欲求とは?分かりやすく解説
- 自己顕示欲・承認欲求の違い
- 承認欲求をなくしたい人におすすめの本
- 承認欲求をなくせない理由と仕組み
- 承認欲求を減らす具体的な方法
目次から読みたい項目にすぐ飛べます。
承認欲求とは?なくしたい!具体的な方法・手順について詳しく説明
私は承認欲求が強すぎる人間で
「認められないと死ぬ」と思ってました。
試行錯誤し、承認欲求をちょっと減らすことが出来ました。
承認欲求とは?認められたいと言う願望
「他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい」という願望を言います。
誰でも必ずある欲求です。
心理学者マズローいわく
人間の基本的欲求は5つあると言われています。
- 生理的欲求
- 安全の欲求
- 所属と愛の欲求
- 承認欲求
- 自己実現の欲求
これらの欲求はピラミッドのように構成されており、①の欲求が満たされると②とより高次の欲求を求めるようになるそう。
承認欲求の種類:「他者」「自己」の2つある
承認欲求は2つに分けられます。
1つは「他人から認められたいという欲求」の他者承認。
もう1つは「自分で自分を認めてあげる」自己承認。
他人はコントロール出来ないので
「他者承認」より
「自己承認」することが出来ればなにかと便利ですね。
例えるなら誰かにコップに水を入れてもらうのを
ずっと待ってるより
自分でお水を注いだ方が早いし便利。
「自己顕示欲」と「承認欲求」の違い
カンタンに言うと以下の通り
- 自己顕示欲は「私を見て!」「注目を浴びたい」
- 承認欲求は「私を認めて!」「評価して」
「承認欲求」は人に認めてもらうことに依存しており
「自己顕示欲」は「注目を浴びる」と満たされることからも「自己中心的」と言えます。
私の場合「自己顕示欲」はあまりなく
「承認欲求」はすごくありました。
承認欲求をなくしたい人におすすめの本
ベストセラーにもなった「嫌われる勇気」です。
ご存知の方も多いかもしれません。
アドラー心理学では「承認欲求」を否定します。
「承認欲求」のカタマリの若者と哲人の会話のやり取りで成り立つ本です。
青年がちょっとスカした感じ&空回り感が面白い本。😂
青年 ふっ、回りくどい誘導尋問はやめていただきましょう。先生もご存じのはずです。いわゆる「承認欲求」ですよ。対人関係の悩みは、まさしくここに集約されます。われわれ人間は、常に他者からの承認を必要としながら生きている。相手が憎らしい「敵」ではないからこそ、その人からの承認がほしいのです! そう、わたしは両親から認めてほしかったのですよ!
哲人 わかりました。いまのお話について、アドラー心理学の大前提をお話ししましょう。アドラー心理学では、他者から承認を求めることを否定します。
青年 承認欲求を否定する?
哲人 他者から承認される必要などありません。むしろ、承認を求めてはいけない。ここは強くいっておかねばなりません。
青年 いやいや、なにをおっしゃいます! 承認欲求こそ、われわれ人間を突き動かす普遍的な欲求ではありませんか!
「承認欲求」を客観的に考察する良い機会になります。
承認欲求が強すぎると?支障が出ることも
承認欲求が強すぎると同じチームで仕事をしたことがあります。
1人は50代の事務の女性。
いつも笑顔で親切なのですが
認められ・褒めれないと不機嫌になります。w
もう1名は30代の男性。
チームメンバーに対し
難しい専門用語を交え
重箱のすみをつつくような指摘をします。
「どう?俺ってすごいでしょ?」という叫びが聞こえてきそう。😱
悪気なくチームメンバーにマウンティングします。🙄
「承認欲求が強すぎる人」と絡むのは面倒だなとしみじみ思いました。
私自身「承認欲求」がとっても強かった時は
この2人にとってもイライラし
「ウゼェ💢」と心の底から思ってました。
しかし自分の「承認欲求」が減ってからは
なぜか全く気にならなくなりました。
自分もそのような面があったから
余計に気になっていたのだと気がつきました。
承認欲求は完全になくならない
完全に承認欲求を無くすのは無理です。
「承認欲求」が減っても
何かをしてあげて
誰かに喜んでもらえるとそれはもちろんうれしいですよね。
それは社会の中で生きる
人の「心の動き」として当然のこと。
私のは、そういうナチュラルなものではなく
「認めてもらえないと死ぬ」ぐらいの勢いでした。
↓下記のように思ってました。
「いつでも誰からも愛され、褒めてもらわなければならない。そうでなければ破滅だ」
人に服従を強いる手段として、こう信じなければならないと自らに言い聞かせているのです。
承認欲求を減らせない理由と仕組みについて解説
「嫌われる勇気」を読んで頭では分かっても
承認欲求を減らすことは
私には出来ませんでした。
なぜ頭では分かっていても
「承認欲求を減らす」ことは出来ないのでしょうか?
その答えも含め分かりました。
パソコンに例えると
「強すぎる承認欲求」がインストール済だから。
もしくはプログラミング済。
ではどうするかと言うと
あなたのパソコンから
「強すぎる承認欲求」をアンインストール(削除)する作業が必要となります。
その「価値観」がインストールされたのは
ほとんどが子供の頃。
私の例を挙げると
私は子どもの頃から母に
- 嫌なら家から出ていけ
- 誰のおかげだと思ってるんだ
- 情けない・恥ずかしい
とくり返し脅されました。
母の性格はジャイアンのようで気に入らないことがあると
怒鳴り散られました。
で、子供の頃の私はこう思いました。
なので子供の頃からお母さんから気に入られ・認めてもらうため
お母さんに役に立つ人間になろうと頑張りました。
そしてその価値観はずっと
インストールされたままなので
いらん動きをしてしまうわけです。
なんとなく仕組みは分かって頂けたでしょうか?
承認欲求の減らし方の具体的な方法と手順
「承認欲求」をアンインストール(削除)する作業が以下の通り。
もしくは書き換え。
- 闇メントレをして感情の動きを観察
- しんどい観察に慣れる(見たくないものを見るからしんどい)
- 現時点で「強すぎる承認欲求」が出ている実際のパターンに気づく
- 「強すぎる承認欲求」がインストールされた過去の出来事・きっかけを思い出す
- 自分の中に子どもの頃の自分がいると思って、本当は違うんだよと子どもの頃の自分を説得し、納得してもらう
「闇メントレ」をして感情の動きを観察
この「闇メントレ」はタダで出来ます。
筋トレだと思って自分の感情・想念を観察するものです。
ギャグのようですが宇宙人に教えてもらいました。
プレアデスです。
ジャッジはせずジャンジャン流します。
流すことで「感情」との間に少し距離を取れるようになります。
正直、観察をするのは慣れるまで相当しんどいです。
見たくないものを見るわけですから。
でも続けるメリットはあります。
>>メンタルを直接きたえられる「闇メントレ」の具体的な方法・やり方
「強すぎる承認欲求」が出ている実際のパターンに気づく
実生活でも自分を客観視出来るようになってきます。
そして親の代わりに
狂おしいほど「認めて欲しい」と思っている相手も分かります。
私の場合、認めて欲しい対象は「上司」と「ダンナ」でした。💧
仕事を頑張って成果を出しても
自分が思うように認められないと
死ぬほど辛い気持ちになり
「なんで?なんで?💢」と逆ギレしてました。
「上司なんだからもっと部下を見守って評価すべきだ」
「ダンナはもっと妻を大事にして認めるべきだ」
とか「べきべき」な自分でした。
そして上司やダンナを恨んでました。
根底ではこう主張しています。「あなたは私を愛し、私が必要としているものを与えなければならない」と。
このようなあり方に見さかいなく陥れば、ますます力を失ってゆきます。
身の回りの人の全員に求めている例もあるかもしれません。
「強すぎる承認欲求」がインストールされた過去の出来事・きっかけを思い出す
私の場合は
親から「家から出ていけ」と脅されていたのが
原因だとすぐに分かりました。
いろんなパターンがあると思います。
勉強やスポーツが期待値に達しないと評価されなかったりとか
悲しい思いをしたとか。
子どもの時、同じ気持ちになってないか?
誰に認めて欲しかったかを思い出して下さい。
書き出していく方が深く観察出来ます。
>>「闇メントレ」は書いた方が深く観察出来るかも。方法を詳しく説明
You have to allow your- self to feel the pain of certain unfulfillments now and also the pain of the unfulfillment of your childhood
Fear No Evilからの引用
あなたは自分自身が今特定の満たされていないことの痛みとあなたの子供時代の満たされていないことの痛みを感じることを許さなければなりません
「強すぎる承認欲求」ソフトウェアをアンインストール(削除)
気がついたら
過去の記憶を癒し、価値観の書き換えを行います。
自分の中に「子どもの頃の自分」がいると思って
その子に話しかけてみましょう。
「本当大変だったよね」
「今まで無視してごめんね」
とねぎらいつつ
説得するつもりで話しかけてみましょう。
説得する様子
ギャグのようですがマジです。
詳しいやり方はこちら↓
>>インナーチャイルドの癒し方3つを具体的に説明。気合があればセルフもOK?
その時、辛い感情が湧き上がってきたらきちんと感じましょう。
出来れば身体で感じましょう。
>>身体を感じられるようになったら身体で感情を感じよう。そのメリットは?
そうすることでその感情・想念は「消化&昇華」されます。
私の場合は
「誰かに認められなくても
あなたは死なないし
私が認めてあげるし
私があなたを守るよ」と伝えたところ
死ぬほどあった「他者への承認欲求」が減りました。
私の中の子どもが「認められないと死ぬ」
と思っていたことが思い込み&勘違いであると認識しました。
アンインストール(削除)・リプログラミングが成功しました。
この作業のくり返しがめちゃくちゃ大事なわけです。
100%癒されたわけではないかもですが
それでもガラっと変わりました。
>>【実体験】インナーチャイルド・過去の記憶が癒された後に起こる変化とは?
まとめ:承認欲求が減ると快適だった!
「強すぎる承認欲求」を減らす方法の流れを理解頂けたでしょうか?
このやり方は他のものにも応用出来ます。
基本は同じです。
ラクではありませんが出来ます。
- 承認欲求は「自己承認」と「他者承認」の2つある
- 自己顕示欲・承認欲求の違い
- 承認欲求をなくしたい人におすすめの本「嫌われる勇気」
- 承認欲求をなくせない理由と仕組み
- 承認欲求を減らすために根っこの価値観を探り、書き換える
生きていく上での要求を満たしてくれると期待し、そのために同時に恨んでいる特定の人を手放さなければならない。ということです。
みなさん全員が、人に期待して、自分以外は誰も満たすことのできない要求を相手に突きつけていることに気づくべきです。
引用した本はこちら↓
とってもおすすめの本なので記事でも紹介しています。
>>おすすめ!ベストな本物のスピリチュアル本。史上最高に眠くなるw
おしまい。
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