「青木さやかさんのエッセイってどんな内容?」
そんな疑問にお答えする記事です。
実際に読んだ感想などをお伝えします。
- 青木さやかさん「母」のネタバレ・感想
- 知り合いからの勧めでお母さんとの確執を解こうと頑張る
- お母さんとの和解までの様子を克明につづる
- 青木さやかさんはお母さんと円満にお別れ出来たが・・・
このブログでは宇宙人から教えてもらった「闇メントレ」でメンタルをきたえ、幸せになるメソッドを紹介しています。
詳しいやり方については下記の記事をどうぞ。
>>メンタルを直接きたえられる「闇メントレ」の具体的な方法・やり方
青木さやかさんのエッセイ「母」のあらすじ・ネタバレ
「母」のあらすじを説明すると
青木さやかさんはお母さんが嫌い。
美しく国語の先生であるお母さんは厳しかった。
テストで良い点を取っても「どこを間違えたの?」
常に世間体を気にし、決して褒めてくれない。
そんなお母さんはさやかさんが高校生の時に離婚。
母を憎み嫌悪し続け、東京に出る。
芸人として成功するまでの
パチンコ、雀荘、ホステスの話なども描かれている。
そんなお母さんが「悪性リンパ腫」にかかり
延命治療をやめホスピスに入る。
ホスピスに入ると言うことは
近いうちに亡くなると言うこと。
動物愛護活動仲間の武司さんから
以下のようなアドバイスされ
「世の中には、道理があるんだ。親孝行すれば、自分がラクになれるよ」
(中略)
「仲がいいって、いいもんだよ」
(中略)
「どんな親でも、親は親なんだ」
母からの引用
青木さやかさんはお母さんと向き合い
お母さんとの最後の別れを良いものとするためにホスピスに通う。
あくまでも、わたしは、わたしだけのために、ここにきている。
母からの引用
自分のためにお母さんと向き合う事を決める。
「母」との確執を解こうと頑張る青木さやかさん
母の姿がこの世から消えたからといって、わたしのこの嫌悪の感情がなくなるとは思えないのだ。きっと、この感情は、母がいなくなろうとも追いかけてきて、わたしを苦しめるに違いない。
母からの引用
「母」との関係に悩む人は
「母」を嫌悪することで
その感情に捉われ
自分を苦しめる事になる。
なので青木さんは
「母」との確執を解こうと試みる。
何度も、母との確執をわたしなりに解こうとしてきた。
しかし、それは難しい挑戦だった。ある日は表面的に優しくできても、翌日には無理だった。旅行をプレゼントして親孝行した気になり、娘を預けて孫との時間を与えてあげた気になっていた。
しかし、どれもこれも、わたし自身の心の奥に澱んでいる母への憎悪をなくしてくれるものではなかった。
母からの引用
私自身、母と良い関係を築きたい一心で
温泉旅行をプレゼントしたり
モノやお金をあげたりし
親孝行や仲良しなふりをしまくったので
青木さんの言葉はまるで我が事のように刺さります。
それでも「母」への「憎しみ」が抜けない
それでもなかなか「母」への憎しみは抜くことが出来ず。
こんなに母を憎んでいたのかということに気づいて驚いた。
母からの引用
「母」への「憎しみ」をなかったことにすることも出来ません。
わたしは、一度生まれた憎しみの感情を、なかったことにはどうしてもできなかった。きっと、一生。
母からの引用
そしてなんでこの母なんだろうと悩む。
もし、母が選べるのだとしたら、わたしはこの母を決して選ばなかった。わたしはアンラッキーだ。どうしてわたしには、この母が割り当てられたのだろう。
母からの引用
私もなんでこんなジャイアンみたいな
母親に当たってしまったのかと何度も思いました。🥺
>>親ガチャとは?その意味と親ガチャに外れた人がやるべき4つの事
「母」との関係が上手くいってない人は共感出来ることうけあい。
最後は
青木さんは良いお別れが出来たとご満足されてらっしゃる様子。↓
わたしが本当にほしかった、母の絶対的な愛情は、あの夏から秋に、もらえたような気がしている。
それは、この先の人生を生きやすくしてくれる。
母からの引用
その後、お母様が亡くなり
色々あったけれども
- 最期はお母さんと向き合い良い関係を築けた
- お母さんは不器用ながらも自分を愛してくれていたと実感
とハッピーエンドが本の大まかな内容です。
青木さやかさんのエッセイ「母」の感想
青木さやかさんのエッセイ「母」は
文才があり読み易く
情景が生き生きと目に浮かびます。
青木さんは国語の教師だった
お母さんの影響もあり
小さい頃から沢山本を読んでいたそう。
本から読み取れるのは
青木さやかさんはストレートな印象。
真面目がゆえに苦しい。
テレビで青木さんをみるといつも苦しそうだった。
嫌いなお母さまと良く正攻法で
向き合われたなと感心します。
私は途中でキレました。😭
青木さんが選択した方法は
世の中で推奨される&王道の
「お母さんと向き合う」方法ではないでしょうか?
世間的にも称賛を受けられ
美談として扱われます。
なので本としてもまとまりが良い。
もし青木さんのようにお母さんと向き合えるし
その結果に満足していると言う方は
これ以上この記事を読む必要はありません。
もし私のように
「お母さんと向き合うのムリ」という方は
こちらの記事をどうぞ。
>>お母さんと向き合う方法について詳しく解説。対決・死闘は避けてOK
「母」が売れた理由:母娘問題で苦しい人が多いから
青木さんのエッセイ「母」が売れたのは
青木さんの文章力があることに加え
同じように「母」との関係に悩んでいる人が
多いからではないでしょうか?
私もその1人でした。
このように以前より親子関係について
話しやすくなってきているのは良い風潮ですね。
青木さんのように「母」と良い関係を築けなかった場合
青木さやかさんの本を読み
同じように「母」と向き合い上手くいけば
「世間的には正解」で達成感は得られると思います。
それはそれで羨ましいですし
素晴らしいこと。
私もステキ&仲良し親子になってみたかった。
でも、もしお母さんが変わらず
あなたの事を全く認めず・愛してくれなかったら?
それは「美談」にはならず
罪悪感を感じ続けて生きていくのでしょうか?
私の例を挙げると
うちの母は「メンヘラ」で「強欲」なジャイアンタイプ。
にしてしまうと、まさに下記の状態に陥ります。
この世の物語に翻弄される人は、母の精神状態に振り回される共依存の子と同じです。
お母さんが年齢を重ね
性格が変わるのでは?と期待する方もいるかもしれません。
世の中の「ステキな親子関係あるある」では
「母」は年齢と共に身体も小さく
性格も丸くなりますよね。
しかし私の母はスポーツクラブに通いまくり
体力もありまくりで
性格も全く変わりません。
「お母さん」がどうであっても
「あなた」には関係はなく
「あなた」は幸せになれます。
「相手が何かしてくれれば、自分は幸福になる」「相手のせいで自分は惨めである」というような考えが出てくるときは、自分の力を相手に捧げてしまったときです。自分の力を取り戻しましょう。相手が何をしようと、自分には選択し、決定し、幸福になる力があるのです。
家族だからと言って
「世間の常識」に従い
仲良くする必要もないし
「仲良しなフリ」をする必要もありません。
「正解」も「フツー」もありません。
>>変わってると言われるのが嫌で普通になりたいと思ってたけど普通はなかった件
「世間的な正解」はありますが
「世間的に正しい」と言われている方法を実行したとしても
それが「幸せ」に繋がるとは限らないと
自分の経験を通じて学びました。
これに気がつくのに40年以上掛かりました。。。。
まとめ:青木さやかさんは頑張った&偉いけど別の方法もある
青木さんのお母さんへ向き合った努力と
その結果は青木さんが勝ち取った
「青木さんのもの」で
他人がとやかく言う事ではありません。
その努力と行動を純粋にリスペクトします。
少し気になったのが
青木さんは未だ
「親のマトリックス」から抜けられてないのでは?
と感じました。
なぜかと言うと
「お母さんからの手紙」を未だ読めていないから。😱
読むのが怖い気持ちがすごく分かります。
なぜ読めないのか?については
別の記事で詳しく説明します。
- 青木さやかさん「母」のネタバレ・感想
- 知り合いからの勧めでお母さんとの確執を解こうと頑張る
- お母さんとの和解までの様子を克明につづる
- 青木さやかさんはお母さんと円満にお別れ出来たが・・・
おしまい。
青木さんの本はこちら↓
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